2017.8.13

8月14日(月)2017わんぱくキャンプ4日目

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8月14日(月) 4日目

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朝6時。

昨夜から雨は降り続いています。

いつも起床時間の1時間前ぐらいから起きている子どもたちですが、今朝はどのテントもひっそり。

登山の疲れと単調な雨音でいつもよりぐっすり寝ている様子です。

 

朝6時半。

今日は雨なので屋根のある炊事場で朝の集い。朝ごはん。

健康チェック&日記。

お祭り準備。

 

10時。

雨もすっかりあがり、いよいよ長者の森フェスティバルが始まりました。

最初に、祭り太鼓の演奏があり、チェーンソーカービングの実演に続き、じゃんけん大会。

最後まで残った子どもは、自分の名前の表札をチェーンソーカービングで作ってもらいました。かっこいい!!

 

「万歩計チャレンジ」「作って遊ぼうフリスビー」両コーナーの準備も万端。

会場をまわってお客さんの呼び込み、ゲームの説明、盛り上げ隊、景品渡し、的あて説明…。

一生懸命がんばる子どもたち!

2つの出店に、お客さんは45人もきてくれて大盛況でした。

事前の村との打ち合わせで値段をつけるという約束だったので、1回10円参加費をいただきました。なんと450円の売り上げです♪

 

最後に、冷たい川に入って、マスのつかみどりに挑戦!

滑って顔から川にダイブしたり、しりもちついたり、びしょ濡れになりながら…じゃーん!!結果は6匹!がんばりました!

 

お昼を食べ、チームの振り返り。

昨日に続き、各チームで考えた目標に対して、どうがんばったのか、アピールタイム!

 

「笑顔でいらっしゃいませ&お客さんにフリスビー作りを楽しんでもらえた」イエローチーム。

「明るく礼儀正しく接客も宣伝もできた」グリーンチーム。

「景品の鉛筆キーホルダーを72個、フリスビーの材料を40個作って、お店の手伝いもした」縁の下の力持ちピンクチーム。

「明るく楽しく積極的にがんばった」オレンジチーム。

 

投票の結果、今日の「長者の森フェスティバルナンバー1」は圧倒的得票数でピンクチーム!みんなのためにがんばってくれてありがとう!優勝おめでとうございます。

松明型トロフィーに、もう一本チーム名が増えました。

 

自由時間をはさみ、次のチャレンジ実施。

それは「15人の小学生だけで、今日の夕飯をつくる」という挑戦です。

 

登山チーム、お祭りチームは、目的に向かって、高学年も低学年も協力し合い、お互いに助け合い、とてもいいチームでした。

ところが、この3日間、ご飯の片付けのような、面倒くさい、できればやりたくない場面になると「私ばっかりやっている」「やることがない」という発言が多くなり、途端に行動力が落ちます。

 

「私ばっかりやっている」のは、私がたくさんできる人だから。多くの困っている人を助けることができるチャンスをもらっている人なんだということ。

「やることがない」のは本当にやることがないのか?食器を洗う、すすぐ、拭く以外に本当にやることはないのか?…机をふく、落ちたおかずを拾う、机の上を片付ける、次の準備をする…。みんな本当はわかっているけれど、やらないだけ。

 

ASOKENの合言葉「あほになれ」の「ほ」は奉仕のほ。

「愛情・奉仕・忍耐・仲間・礼節」を理解し、みんなのために「あほになれ」るリーダーになってほしい。それがASOKENスタッフの願いです。

 

「ご飯を炊く・お味噌汁を作る・豚肉のおかずを作る」この3つを15人でできなければ、今日の夕飯を食べることはできません。

「私ばっかりがやっている」「やることがない」といっている暇はありません。

 

ここからスタッフは、手も口も出さずに、子どもたちに任せます。

 

子どもたちは、何人かがリーダーシップを発揮し、ご飯&かまどチーム、味噌汁チーム、豚肉おかずチームにわかれ、活動を開始しました。

 

17時活動開始。子どもたちが決めた「いただきます」の予定は2時間後の19時です。

交代しながらスムーズに野菜や肉を調理していくチーム。

「○○して!」という声に、嫌々渋々動くので一向に作業がはかどらないチーム。

 

そのうちリーダーが口だけではなく自ら動き始めたり、チームの中で「こういう風にしようよ」とみんなをまとめる人が現れたり、低学年の子どもたちにやり方を見せて、一緒にやる子が現れたり、隣のチームが困っていることをサポートしたり、みんなが自分のできることをやりはじめました。

 

うまくいかなくて何度も諦めかけて、そのたび、みんなで励ましあって、モチベーションをあげて。

21時。活動開始から4時間後、ようやく「いただきます」ができました。

一生懸命火をおこし、交代でかまどの番をし、子どもたちの顔は真っ黒です。

 

いつもの就寝時間が夕飯の時間になってしまったことを申し訳ないと思います。

でも、子どもたちが自分たちだけで考え、行動し、やりきる。できる人ができない人をサポートする。今、自分にできることを探して精一杯やる。という体験をどうしてもしてほしく、実施しました。

今夜、子どもたちそれぞれの立場で感じること、考えたことがたくさんあったと思います。

私たちスタッフ一同も、また各自それぞれ多くの学びがありました。

 

片付けとお風呂は明日の朝にし、今日は歯みがきだけしておやすみなさい。

眠いであろう子どもたちのテントから、興奮冷めやらぬ笑い声や話し声が聞こえてきます。

 

今日でわんぱくキャンプも折り返し。

残り3日間も怪我なく、安心安全に、子どもたちが楽しく学べますように。

今日も一日ありがとうございました。

 

 

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