わんぱくキャンプのメインプログラムのひとつ“御座山登山”。
本来はキャンプ後半5日目~6日目の予定でしたが、天候を考慮し、3日目の今日、全員で御座山登頂を目指すことにしました。
前夜のスタッフミーティングでチーム編成をし、何度も個人装備・全体装備の確認を行いました。
雨にあったら…、猛暑だったら…、蜂に刺されたら…。いくつかの状況をシミュレーションし、スタッフの持ち物やチーム体制も確認。電気も水道もトイレもない山小屋での1泊2日に備えます。
ピーカンの朝を迎え、朝の集い、朝食、日記、健康チェックを済ませた後、いよいよ登山の準備です。
個人の持ち物、チームでの持ち物。寝袋や着替えのほかに、1泊2日の食事、水もリュックに入れます。
朝10時。元気に出発。
ドレミの歌変形バージョンを歌ったり、2文字しりとりをしたり、なぞなぞをしたりしながら、山頂を目指します。
30分刻みの水分補給&おやつタイム、見晴らしでのお弁当、前衛方でのヤッホータイムが休憩の目安。
「あとどのぐらい?」「もう無理」「私大丈夫~」「反対向きで歩くとラクだよ」「カニ歩きだといいよ」
…みんなで途中リュックサックを交換したり(自分のリュックが一番重い、と自慢しあったり笑)、山中にお花摘み(野営トイレタイム)にいったりしながら、ゆっくりゆっくり登りました。ペースが遅くなりがちな子は最後尾ではなく最前列にすると、なぜかしっかりした足取りになり、チーム全体のペースがまとまります。
出発してから5時間半。全員で無事に標高2,212mの御座山に到着しました。
今年は雨にもふられず、雷にも遭遇せず、ホッとしました(到着して10分後ぐらいに激しい雨が降ったのでタッチの差で助かりました)。
みんなで雲海を見て、着替えて、小学校で流行っている遊びを楽しみました。
雲海を初めて見る子は「今、雲の中にいるの?雲の上?」「雲ってふわふわしてないの?」と興味津々。
みんな一緒の山小屋は暖かく心地よい空間でした。大事に担いで登った水を使い、夜はカップラーメン。山頂で食べるカップラーメンってなんであんなにおいしいんだろうね?不思議。
真夜中2時頃、雲が晴れ、綺麗なお月様と星空が見えました。月明かりに照らされて、山のふもとの村や水を張った田んぼがキラキラしていました。
4時半起床。みんなで自分の足元から昇ってくる朝陽をみました。雲がピンクから紫に変わり、オレンジ、赤と変化していく様子がきれいでしばらく眺め続けました。
コーンスープとパンの朝ごはんを食べ(リュックの中でぺちゃんこになったパンもなぜか美味しい登山マジック?!)、下山開始。
朝露に濡れた岩や木の根っこで何度もすべったり、ころんだり。泣きたくなる気持ちをグッとこらえ、笑い飛ばしたり、みんなで励ましあったりしながら、頑張って下山しました。
下山してすぐに激しい雨が。本当に山で雨にふられなくてよかった。
キッチンスタッフが用意してくれた「御座山登頂おめでとうランチ」。
みんなが大好きなメニューにサプライズのおまけつき。美味しくいただきました!
今日は1週間お世話になっている“長者の森”のフェスティバル。
中でもみんなが楽しみにしている“ニジマスつかみどり大会”が雨で中止にならないか心配でしたが、なんとか天気も持ち直し、おそろいのASOKENTシャツを着て川へダイブ!地元の大人や子どもたちに混ざって本気のマスつかみをしました。
結果、17匹ゲット!大漁です!(炭火で塩焼きにして夕飯で全員でおいしくいただきました)
今夜は子どもたちがやりたいといっていた初の「餃子コンテスト」。
4チームにわかれ、まずは食材ゲット順番決めのゲームから。制限時間15分の中で、どのチームよりいい結果をだすためにチームで話し合い、知恵をしぼり、協力しました。
各チーム、餃子作り以外に、飯盒でご飯も炊きました。
決められた時間の中で、餃子を作り、火をおこし、ご飯を炊き、ポスターを作ることができました。時間を守る、素晴らしい進歩です。
結果「しそチーズ餃子」チームと、「トマトベビースター餃子」チームが、同点優勝。
「なすとコーン餃子」も「いかの燻製とピーナッツ餃子」も美味しかった!惜しかった!
今日はキャンプが始まって初めてすべてのご飯を完食しました。
4チームの餃子、飯盒ご飯、麻婆豆腐、ニジマス&イワナ塩焼き、わかめスープ、黄桃。
全員で完食&拍手!
わんぱくキャンプも折り返しです。
登山を経て、一人ひとりが変化し、登山前より大きな声(大きな返事)が出るようになりました。
また、少し面倒なことにも主体的にかつ積極的に関われるようになってきました。
明日は、ここが子どもたちにとってさらに安心安全な場になることができるよう、スタッフ一同、楽しく学べる一日にしたいと思います。
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