2013.8.16

8月15日 わんぱくキャンプ 5日目 地元交流の日

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6:15 プロジェクト(朝の集い司会・キッチン・クリーン)
6:45 朝の集い
     朝のあいさつ、お目覚め体操、各チームのリーダーから一言、中学生新聞発表、
     今日のスケジュール、今日のお約束、ASOKENソング、表彰、チクサクコール
7:20 朝食(サンドイッチ2種・スープ、オレンジ)
8:00 健康チェック・昨日の振り返りグッド&ベター(がんばったこと&もっとがんばれたこと)・日記

今日のチームと目標は・・・
○オレンジ「あほになれの“あ”は挨拶、“ほ”は他の人のことを考える、“に”は人間らしく、“な”なろう、そして“れ”は礼儀正しく 」
リーダー ともみん/エンターテイメント やしろ/生活 マリー/食事 BOY/スタッフ いっちゃん
○レッド「お祭りの準備をがんばってお祭りではあほになれ」
リーダー ひろき/エンターテイメント こういち/生活 るーちゃん/食事 大将/スタッフ はな
○ブルー「やる時はやって一日を楽しむぞ! オー!!」
リーダー みず/エンターテイメント りょう/生活 ドナルド/食事 なご/スタッフ まりお
○イエロー「みんなで力をあわせてお祭りを成功させる」
リーダー りひと/エンターテイメント ゆうた/生活 すみ/食事 しょう/スタッフ えみこちゃん
○グリーン「地元の方たちに元気にあいさつをする」
リーダー インディ/エンターテイメント ゴリラ/生活 デール/食事 あまね/スタッフ トッティ

5日目は「地元交流の日」です。
東平庵という地元の方のお家にバスで移動しました。

午前中は、昔、線路があったところを歩きながら歴史を学び、昔のトンネルを体験する、「ハイキングコース」と、自然を楽しむ「探検コース」に分かれました。

この線路が何のために作られたのか、作るときの苦労、この線路のおかげで村の産業や人々の生活がどう変わったのか等、地元の方にお話を聞きながら、ハイキングをしました。昔の鉄道用信号が残っていたり、電柱が残っていたり…。トンネルは自然のクーラー♪ 涼しい~

探検コースは、森を抜け、ちょっとした川に入り、石をひっくり返し、沢がにやカエルを見つけました。大人もびっくり、げんこつぐらいの大きさのヒキガエルを発見。
テントのそばにうりぼう(いのししの子ども)がお昼寝をしていたり、安曇野は自然豊かな場所です。

お昼前に、みんなで地元の灰焼きおやきを作りました。
1人1個、好きな具材を入れて、自分で作ります。
おやきの硬さや、かめばかむほど味が出ることを知ってほしいので、具材は、ナスとか野沢菜など大人好みの渋めのものではなく、チーズ、さつまいも、きのこ、コーン、ビザソースなど用意しました。

具を欲張りすぎて皮が破裂したり、他のおやきの数倍の大きさになっていたり…。
ユニークなおやきがたくさんできました。

おやきを焼いている間に、みんなで流しソーメン♪
ソーメン、うどん、ラーメン、きゅうり、トマト、かにかま、チーズ…。
いろいろ流れてくるものを次々にキャッチしてみんなで美味しく食べました。
おやつのすいかも美味しかった!!

午後はお祭りの準備の仕上げをしながら、交代でお風呂に入りました。
薪で焚く木のお風呂。空や山を感じながら入るお風呂は、4人も入ればいっぱいですが、なんだか大きな気分になれました。

おやつにババロアを食べ、やる気充填~
スタッフをお客さんと想定し、出店のリハーサルをしました。

玉探し、コインおとし、的あて。3つの出店の準備もバッチリ。
出し物の歌の練習もバッチリ。
お揃いのASOKENTシャツを着て、夕飯も食べて出陣準備もバッチリ。

…ところが、ここまで毎日ずーっと快晴だったお天気が一転、激しい雷雨に見舞われました。
子ども達も室内に避難。
激しい稲光と大雨に、「お祭りやならないの?」と、泣きそうです。

村の方々も、年に一度のことだし、わんぱくキャンプの子どもたちがせっかく出店の準備をしてくれてるんだし、と、開始時間を遅らせることで検討してくださいました。

…30分経過。
激しかった雨が小雨になり、お祭り開始決定~!!
いざ出陣!!

地元の方々に、ジュースやとうもろこし、フランクフルトをたくさんいただき、一緒に盆踊りを楽しみ、3つの出店も大盛況。
子どもたちはお店で説明する人、呼び込みをする人、地元の他の屋台を見に行く人と、順番を決めて、楽しんでいました。

安曇野タイムス(地元の新聞)の取材を受け、インタビューされた子どもたちはドキドキ、モジモジ。でも「やる人も見る人も楽しめる出店にしたい」ときちんと答えていました。

また、親バカ(?)かもですが、子どもたちの出店のクオリティも素晴らしく、役割分担もきちんと出来ていて、自分が担当になったら遊びたくても我慢するあたりもふくめ、「やるなぁ!!」と感心しきり。

テンションがあがってたこともあり、朝、決めた約束「元気にあいさつをする」もきちんと実行していました。
入口にいた地元の受付の方が、出店の準備をする子どもたちが通るたびに「こんばんわ」「よろしくお願いします」と元気に何度も挨拶するので、「もうわかったでいいよー」とおっしゃっていました(笑)

途中、また通り雨がきて、全員が屋根のあるところに避難。
その状態でASOKENソング「思いっきり出会おう」をうたわせていただきました。

正直、広い盆踊り会場だし、お酒も入っているし、みんな聞いてくれないだろうな~と思っていた子どもたちの歌でしたが、明るい電気の元、地元の方とすごく近い距離で、皆さんの温かい手拍子のもと、歌わせていただきました。
(歌のアンコールもいただいてしまいました・笑)

子どもたちが地元の方々とお話させていただいたり(しかもきちんと挨拶や受け答えができていて嬉しい)、「去年も来ていたね」とか「また来年も、再来年も来てね」とか言われたりしているのを見ると、年に一度の交流ですが、温かく迎えていただけることに本当に感謝します。

ビンゴ大会、くじ引き抽選会にも参加させていただき、なんと1等賞の扇風機があたってしまいました(-_-;)・・・地元の皆さん、すみません(-_-;)(-_-;)
「来年もまたくるって約束払いだよ」と町会長さんが暖かい言葉をかけてくださいました。

今夜は、東平庵でみんなでお泊りです。
お祭りで少し夜更かしもし、出店ではりきった子どもたちは…隣の子と話していたいけれど、話しながらおちていました。おやすみなさい。

明日は、いよいよ「まとめの日」です。

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5日目を終えて・・・

わんぱくキャンプが始まって4日間、「なにかいつものわんぱくキャンプと違う…」という空気が漂っていました。
自由時間には元気な様子も見られるけれど、一番大切な「食べる」という食事の挨拶に全体的に覇気がないというか、元気がない。食事を作ってくれた人に感謝の気持ちもない。
出されて当たり前な雰囲気。

…リピーターの子も多く、慣れているし、全体的に年齢があがっているから??

ASOKENでは、いただきます、ごちそうさまを、大きな声で歌ったりふり付きで行います。
年頃になったらそれは恥ずかしいことかもしれません。
でも、いただきます、やごちそうさまは作ってくれた人への感謝や自分の身体のもととなるご飯を食べるウキウキ感でやってほしいと思って、大袈裟な仕掛けをしています。

「前に出てやってくれる人?」というと、毎年多くの子が自主的に出てきてくれるのですが、今年は2人ぐらいがぱらぱらと出てきれくれるだけで、小さな声でつまらなそうに食事の挨拶をしている子が多くみられました。

どうしようか…考えました。
強制的に、食事を作ってくれた人にありがとうといったり、元気よくいただきますの挨拶をしなさいと言われても、お互いにおいしいご飯を食べられるとは思えません。
4日目のお昼、ごちそうさまの挨拶の時、中学生の1人が「俺、前にでるわ」と突然前に出て、大きな声で挨拶をしてくれました。
彼はずっと伏し目がちで、小さな声で食事の挨拶をしていましたのですが、後で聞くと、「なんかようわからへんけど、やらなあかんと急に思った」と話してくれました。

リピーターの子たちが多いから…と、甘えていたのは、スタッフの私たちだと気が付きました。
子どもたちが楽しく食事ができるようにしたかったら、まずは私たちスタッフが自ら率先し、子ども達が安心して楽しめる環境を作っていなかったことに気づかされました。

子どもたちに気づいてもらいたかったら、子どもを変えようとするのではなく、私たちスタッフが変わろう。やり方を変えよう。

4日目の夜から、まずはスタッフが率先し、自らが楽しむようにしました。
すると…子どもの声がどんどん大きくなり、表情も明るくなり、食事に対する楽しみのモチベーションが全体的にあがりました。
挨拶してくれる子どもが学年にかかわらずどんどん増え、最初はスタッフが一緒なら前に行きたい~と言っていた子どもも、1人ですすんで前に出るようになりました。

日々の生活でも、家庭や学校で「食事って楽しいな」「いただきますとごちそうさまの挨拶って大事だな」と教えてもらっていることは重々承知で、あえてもっと気づいてもらおうと、子どもたちの心に大袈裟なアンカーを仕掛けています。

何もわからず巻き込まれていて食事の挨拶が楽しみな子もいます。
自分が先陣切ってやってみようと気が付いた子もいます。
恥ずかしいけど、ここでならはじけちゃえ、と楽しみスイッチを切り替える子もいます。
気付きやきっかけのレベルはそれぞれでも、何かが動きました。

1人のちょっとした行動の変化や、そこからの気づきで、大きくチームが変わりました。
そして3日目のお昼からはじめた子どもたちだけのお祭りの出店で、もめたり、意見を言い合ったり、一緒に工作をしたり、練習をしたり…出店を成功させるという目標のもと、もっともっといいチームになったと思います。

お祭り実行委員長の子が、新聞記者の取材に「一緒に1週間すごす友達はどんな人達ですか?」と質問された時に「みんな愉快で楽しいいい仲間です」と答えていました。

まだまだ、行きつ戻りつのチーム状態、個人状態ではありますが、今年も36人、愉快で楽しいいい仲間は、全力で毎日過ごしています♪

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