2013.8.14

8月13日 わんぱくキャンプ 3日目 水を楽しむ日

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6:15 プロジェクト(朝の集い司会・キッチン・クリーン)
6:45 朝の集い
     朝のあいさつ、お目覚め体操、各チームのリーダーから一言、中学生新聞発表、
     今日のスケジュール、今日のお約束、ASOKENソング、表彰、チクサクコール
7:20 朝食(しらす丼・煮物・味噌汁・沢庵)
朝の集いの時から、お腹がすいた~、という声が続出。どんぶりご飯を2杯もおかわりする子も。
8:00 健康チェック・昨日の振り返りグッド&ベター(がんばったこと&もっとがんばれたこと)・日記

今日のチームと目標は・・・
○グリーン「水と風とふれあい 自然の命の重さを知る」
リーダー みず/エンターテイメント インディ/生活 デール/食事 大将/スタッフ マリオ
○オレンジ「カヌーや川遊びで誰よりも×3あほになる」
リーダー ドナルド/エンターテイメント しょう/生活 りひと/食事 BOY/スタッフ えみこちゃん
○レッド「カヌーでバランスをとり、沈没しないようにする」
リーダー すみ/エンターテイメント ひろき/生活 あまね/食事 こういち/スタッフ いっちゃん
○ブルー「楽しく水遊びをしよう」
リーダー ゴリラ/エンターテイメント りょう/生活 るーちゃん/食事 マリー/スタッフ はな
○イエロー「カヌーで落ちないようにする」
リーダー なご/エンターテイメント ゆうた/生活 ともみん/食事 やしろ/スタッフ トッティ

今日は子どもたちが楽しみにしていた「水を楽しむ日」です。
朝のチーム活動の後、9:30出発。
お昼まで、カヌーと川遊びの2つのプログラムに分けて活動しました。

それにしても本当に水が冷たい~。
私たちが川遊びをしている場所は、NHKのドラマの舞台にもなったところで、水は、わさび農園から流れてきているそうです。
どうりで水が綺麗で冷たいはずです♪

沈没しないようにカヌーを漕ぐのにはコツがいります。
まず最初に水面に漕ぎ出す勇気、ましてや初めて挑戦する子は、沈没の不安や怖さを克服する勇気がいります。
最後は、みんな上手にスイスイ漕げるようになりました。

川遊びは、3秒入っていられないぐらいの冷たい水の中、ゴムボートに乗ったり、ライフジャケットでぷかぷか流れたり…。
男気ジャンケンをして、一番勝った人が、水かけの洗礼にあったりしていました。

お昼(自家製鶏ハム+塩ラーメン)を食べて、午後の自由時間。

カヌーをやったり、芝生でスプリンクラーの水と戯れたり、どろけい、サッカー、鬼ごっこ。
水着なのでびしょ濡れになっても、泥んこになってもOKです。やったね♪

14:00 着替えておやつ。冷たい川の水で冷やしたスイカはとっても美味しい~。

さて、今日は、お祭り実行委員会の発足です。
去年もお世話になった15日に地元で開かれる盆踊りで、何の出し物&出店をするか話し合います。

お祭り実行委員に立候補した子どもが6名。
そのうち実行委員長に立候補してくれた子どもが2名。
2人がどんなお祭りにしたいか演説をし、全員で投票しました。

投票用紙には、書ける人は選んだ理由も書いてもらいました。

「売っている方だけでなく、買う側も楽しいお祭りにしたいと考えているから」
「演説が立派だったから、みんなをまとめられそう」
「みんなで一生懸命がんばろうという姿勢が感じられたから」
「今年最後だから思い切りやってほしい」
「絶対にまとめてくれると思ったから」
「頼りになりそうだし、成功しそうだから」
「いつもみんなをまとめようとしていくれているから」
「演説がわかりやすかったから」
「売っている方と買う方どっちも、という発言に協調性を感じる」

大人の選挙も投票理由を書いて、その候補者に届けてあげた方がいいかもしれません(笑)

投票の結果、実行委員長と副実行委員長が決まり、この2人が出店について話し合いをすすめます。

出店については「飲食以外はOK」「本物のお金はもらわない」というルールだけで、あとは子どもたちにお任せです。

やりたいことを挙げ、意見をかわし、多数決をとる。

やりたいことをとにかく自由に出す子、提案に対し「○○はできない」と、まずはリスクヘッジからはいる子、去年の経験をふまえて話す子。
ジャンケンの勝った負けたでもめたり、すねたり、ふてくされたり、なだめたり、呼び戻したり、交渉したり…。

スタッフは2人を残して全員外に出ているので、実行委員長と副委員長にお任せです。

混沌とした一時を経て、「だったら…」とか「こうしたらどう?」という建設的なことを言う子がいたり、下の子にわかるように説明してくれる子がいたり、分かるようにホワイトボードやノートに書いてイメージを伝えてくれる子がいたり。

それぞれの役割分担がなんとなくできて・・・
1時間半で「まとあて」「コインおとし」「ボーリング」の3つの出店が決まりました。
自分の担当したい出店を選び、大人数のところはお互い交渉。
自分がやりたいことがそのとおりにできない事も多く、色々ありますが、とりあえず担当に決まった出店を成功させよう!!という意気込みが感じられました。

キャンプ場に帰るバスに乗るギリギリまで、各チームにわかれて何をするかの話し合いをしていました。

スタッフはある程度の予測をして準備をしていきますが、去年の出店とひとつもかぶらないのがさすが!!
(去年成功したからまたそのお店でいいじゃん、ということにならないのが子どもの素晴らしいところです♪)。

今日は2回目の飯盒炊飯。
昨日は「火をつけてご飯を炊く」ことが目的でしたが、全チーム、火がつけられたので、今日は「新聞紙1枚だけで火をつけてご飯を炊く」というミッションにしました。

新聞紙を半分しか使わなかったチームもあり、全チームミッションコンプリート♪

1人2合のご飯はとても美味しく炊けて、(昨日はかたかったり、芯が残っているご飯もありましたが(-_-;)今日は本当に美味しくふっくら炊けていました)全員で完食しました。

夕飯は、豚バラポン酢焼きと棒棒鶏サラダでしたが、ナスやピーマンが大きめで入っているおかずを誰一人残すことなく、おかわりもしてくれました。
三食とおやつを食べる、という食生活で、ご飯のたびに、子どもたちが「お腹すいたー!!」「おいしい!!」と言ってくれるのが、マネジメントキッチンスタッフの励みになっています。ご飯をたくさん食べ、友達とたくさん遊び、たくさんの思い出をつくってほしいと思います。

入浴後、少し時間があったので、再度、出店チームで話し合い。
具体的な内容のツメ、作るもの、担当などが決まっていきます。

楽しみだなぁーー!!

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3日目を終えて・・・

3日目ということもあり、また、昨日の暑い中での「テント設営」「飯盒炊飯」の共通体験を経て、こどもたち同士の距離がぐーんと近くなりました。
それまでは、お互いを「あの人」とか「お前」などと言ったり、スタッフ対子どもという関係性だったのが、3日目になり、お互いに名前(フィールドネーム)を呼び合い、子どども同士で活動することが多くなりました。

毎日、子どもたちを見ていて嬉しいこと、感心したこと、私たちスタッフ自身が学ばせてもらうことがたくさんありますが、今日も嬉しかったことがいくつもありました。

わんぱくキャンプでは、ASOKENの「あ・ほ・に・な・れ」の「れ(礼節)の部分を大切に、一週間だけでも、子どもたちにやり続けてほしいと目標をたてています。
初日からの約束の「返事は大きく短く」「話している人を見る」は、まさにそのひとつですが、挨拶や人に対する言葉使い(相手が嫌だと感じる言葉の暴力や行動はしない)も大切にしています。
川遊び中、ついつい強い言葉で言い合ってしまった子に対し、年下の子が「ああいういい方をしたらよくないよ。悲しくなっちゃうよ」と話してくれていました。
川辺に2人で並んで話している後姿は、なんだか本当に青春ドラマの1シーンのようでした…。
話をきいていない子や、話す人を見ていない子に対しても、お互いに注意したり、教え合えるようになったのも変化のひとつです。

また、今日は、ある2人をMVPとして表彰しました。
この2人は、昨日、自分のチームだけでなく、他のチームいくつもの火起こしをずーっと手伝ってくれました。
手伝っているチームのメンバーがちょっと遊んでいたり、けむいから嫌だ~と言っても、ずっと根気よく最初から最後まで、火をみてくれました。

「誰かのために、今、自分ができることを精一杯してくれた」2人を表彰し、バンダナ留めをあげました。

実は、この2人は昨年もわんぱくキャンプに来てくれていた2人で、「周りは関係ない。今、自分が楽しいことが一番」という典型的な子たちだったので、この1年の素晴らしい成長にスタッフ一同感動です。

これをきっかけに、この2人が「火」に自信をもち、今日は、みんなに教えるようになったこと。
そして、表彰狙い、バンダナ留め狙いかもしれませんが、誰かのために何かできることはないかと、ちょっと意識をするようになった子がたくさんいたこと。
早くご飯が炊けたチームが薪を集めに行ったり、小さい子の面倒をよくみるようになった子がいたり…。
きっかけは何でもいいと思っています。
「誰かのために、今、自分ができること」をちょっと意識してもらえたら嬉しいなぁ。

そして、3日目の今日は、「毎日カードで決められるチームの役割」「朝、自主的に行うプロジェクト活動」のほかに、「お祭り実行委員会」が出来ました。

毎日カードで決められる役割は、否が応でもやらなければいけないものです。
朝、自主的に行うプロジェクト活動は、早起きしなければいけないし、自分の自主性に任されたものです。

今日のお祭り実行委員会(特に実行委員長)は、人前で立候補し、演説し、投票され、白黒つけられるという、ある意味、自分の今の状況がわかる勇気のいるものです。
ここに立候補した2人には大きな拍手をおくりたいと思いました。
そして、落ちたら嫌だから…と実行委員長に立候補しなかった子には、立候補する勇気が素晴らしいということ、また、実行委員に立候補しなかった子にも、チームには色々な役割があって自分が今できることを精一杯やる大切さを、また何かの機会に伝えられたらと願っています。

わんぱくキャンプも半分が終わりました。早い…。
今年も子どもたちには毎日笑顔と元気をもらっています。

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