2011.8.9

わんぱくキャンプ 2日目 森に住む日

  • 8
  • コメントする
  • イベント報告


6時起床。
【6時半 朝の集い】
ボールを使い、みんなのキャンプネームを覚えるゲーム。
朝の体操はジェンカの曲にあわせて身体じゃんけん。
朝の歌はあそけんオリジナルソング「思いっきり出会おう」
今日のおきては(マルモのおきてに便乗?)
●挨拶をしよう
●靴をそろえよう
●お話する人が「注目!」のサインを出したら、同じようにサインを真似して、しゃべるのをやめようの3つ。
初めての夜を超え、昨日よりちょっと慣れた子供たちの2日目がはじまりました。

【7時 係会議】
今回のキャンプは、今までのようにテント班・活動班・PJ(日直・エンターテイメント・キッチン)ではなく、各班に「班長・副班長・生活・食事」と係をもうけています。
朝の係会議のあと、各係りが活動班に戻り、それぞれが責任をもって「今日一日がんばりたいこと」報告を行うことで、「スタッフ⇔子供」ではなく、「子供⇔子供」同志、話を聞く、伝えることの大事さを感じてほしいと思っています。

【7時半 朝ごはん】
今日は、ごはん・納豆・鮭・卵焼き・味噌汁
旅館の朝ごはんのようなメニューです(笑)
そして・・・お待ちかねの「カレーコンテスト結果発表」
総投票数52票。
しかも!!1位と3位の得票差がわずか3票という僅差。
投票用紙に書かれた選出理由・・・
野菜がほくほくでおいしかったから・ウィンナーが一口サイズでおいしかった・ひき肉のうまみとコーンの甘みがマッチ・肉だんごのたれが甘くて高級感漂っていた・・・などなど、グルメリポーターのような子供たちの「講評」を発表し・・・
優勝チームは「三ツ星パラダイスファンキーカレー」おめでとう!!!
優勝メダル授与式~
「やっぱりなぁ、そうだと思ったんだよなぁ」
賞賛と悔しさの声がちらほら。

【8時 グループワーク&各係からの連絡】
班長「長袖・長ズボン・軍手を必ずする。テントサイトで役割分担をする」
副班長「困っている人がいたら助ける」
生活「きたときよりも美しく 洗面所をびしょびしょにしたままにしない」
食事「おいしくたべる」
やはり中には、係会議で決めたことを「あれ?わすれちゃった」という子もいます。「ま、いいや。スタッフがなんとかしてくれるし~」という子もいます。
遊ぶ、話を聞く・・・メリハリが大事なことや、自分1人しか知らない大事なことをチームのみんなに伝えられないことが、チームにどんな影響があるのか、覚えられなかったらどうしたらいいのか・・・など、少しづつ理解し実践していくサポートができればと思います。
●前の日の振り返り(がんばったこと・ホントはもっとがんばれたこと)
●今日がんばりたいこと
日記タイム。

【9時半 住処づくり】
いよいよ今日は何もない草っ原に自分たちの住む場所を作ります。
まずは、生活場所(テントサイト)をつくるうえでのKYT(危険予知トレーニング)。
ハチをみかけたらどうするか、草のとげや草刈りをしたあとの斜めの茎があるところではどんな危険があるのか、どうしたらいいのか。
スタッフが除草した自分たちの身長ぐらいある草を集め、トラックに運びます。トラック2台分山盛りに。
すでに子供も大人もびっしょり汗だくです。

続いて、各班ごとに「薪集め」
昨日のカレーコンテストでわかった薪がないと火がつけられない、ごはんが食べられない。しめった木だと火がつかなくて煙くて目が痛い。太い木より細い木や葉っぱのほうが燃えやすい。などを思い出し、木をひろいます。
「男が太い木で、女は細い木やまつぼっくりを拾おう」と役割分担をしている班もあれば、各自が好きに思い思い枝を拾ってくる班も。

そして、地面に穴をほっただけのトイレの使い方講座。
もっと嫌がるかと思ったのですが、意外と「こんなトレイはじめて!!」と、テンションがあがる子供たち(笑)
特に屋外で用を足す機会は、滅多に(絶対?)ない女の子がキャーキャー楽しそうです。
みんなのがんばりで、テントサイトの草がなくなり、たくさんの薪が集まったので、キッチンスタッフからチューチューアイスのごほうび~♪
うれしい!!!

【12時 研修棟でお昼】
「あほになれ」と書かれた特大オムそばと中華スープ。
【13時 お昼寝タイム】
お昼寝でパワーチャージ

【14時 テントサイト活動】
いよいよ生活するのに必要なことを学んだり、実践していきます。
ひとつめは、テント設営。
チームで1つテントをたてます。
テントの下に敷くブルーシートをどう敷いたらいいのか、入口はどっち向きにしたほうがいいのか。押さえる人、持つ人、打つ人・・・役割分担しながら、交代しながらたてていきます。
そのあと、大人の助けなしで自分たちだけでテントをたててみたい子供たちが、立候補で2つテント設営。
全部で5つのテントができあがりました。

次にロープワーク。
スタッフのロープの役割や結び方説明のあと、1人1本ロープを持ち、自分たちでもやってみました。

難しいと思った瞬間にあきらめてしまいたくなる事、そこをなんとか乗り越える難しさは、大人も子供も一緒です。
なんとか全員で、絶対にほどけない結び方をひとつマスターしました。

そして、飯盒炊飯チャレンジです。
一人ひとつぴかぴかの飯盒をもらい、自分のごはんは自分で炊いてみます。
初めてみる飯盒に興味津々な子供や、これでごはんが炊けるって意味わかんないーーという子。これフライパンにもなるね、といろいろな使い方を発見している子。
ひとつの事柄に対して、ほんとうに反応が様々で面白いです。

各班に渡された2リットルのペットボトルの水2本だけでお米を炊く。
葉っぱと細い木と太い木をどう使うか考え、自分たちで火をつけてみる。
火が付き始めたころ・・・神様のいたずらなのか、突然雨が降ってきました。
せっかくついた火が消えてしまう!!!!うちわも雨に濡れて骨だけになってしまって・・・
まだまだ、新しい環境にふわふわした感じで、全体の一体感やチーム感が薄い中、今日一番の団結力がみられました。

【18時 夕食】
自分で炊いたごはん・八宝菜・春巻き
火を絶やさないことに注力したため、おこげというにはファンキーすぎる真っ黒焦げのごはんや、芯が残ったごはんも。
ふっくらおいしく炊けたごはんをもらったり、焦げたところをちょっと味見しあったり。
スタッフも子供たちの力作をおすそわけしてもらいました。
火が消えたチーム、真っ黒焦げのごはんができたチームが、ごはんを食べながら「明日はどうしたらいいか」と話しているのがよかったです。
でも、昨日の何回やっても火がつかない状態から考えたら、ものすごい進歩に拍手です~
明日は、もっと上手にできるよ!!

入浴後、今日がんばったことをひとりひとつ寄せ書きし、無事に一日が終了しました。

夜、「森あそび実行委員会」が発足しました。
明日の森あそびを運営したい子供の立候補制です。
それ以外の子供たちはテントサイトにて就寝。

森あそび実行委員ミーティングでは、最初に1人づつ「どうしてこの委員になりたいのか」の理由を発表。
ジェームスから「森で遊びたいから、楽しそうだからという理由ではなく、みんなで楽しみたい、みんなを楽しませたいと思う人はぜひやってほしい」と話があり、この時点でやっぱりやめたいという子は辞退OKにし、最終的に、1年生から6年生まで、全部で9人の子供が立候補。
どんなことをして遊びたいか2チームで考え、最終的に3つのゲームに決定。

【21時半 全員就寝】
どうやら、森あそび実行委員のみんなは、明日の朝、6時に起きて、ミーティングをすることにしたようです。
学年・性別関係なく、仕切っている様子がかなりほほえましく、頼もしい限りでした。

夜のスタッフミーティングでは、「一体感・達成感」「縦断と横断のつながり強化」「話を聞く・責任をもって伝える」「メリハリ」などについて、課題があがりました。
聞いていなくても誰かが教えてくれる、なんとかなる。そう思っている子はまだまだたくさんいます。

朝から晩まで楽しむことはとても大切です。
そして、メリハリをつけることや、自分ががんばることがチームみんなの力になることも楽しいことだと気付いてもらえたら、こんなにうれしいことはありません。

とにもかくにも、2日目も怪我なく無事に終了しました。
明日は「森を楽しむ日」また安心安全で楽しい一日を過ごせるよう、いいお天気になりますように♪♪

コメント

コメントを残す