不定期・少人数採用の中小企業の新入社員は、コロナ禍であることも相まって、配属先の先輩社員以外と関わりを持ちにくくなっています。また、社内に同期や年代の近い先輩社員がいないという現状もあり、今回の研修を通して、”社外同期”を作り、地域の若手がつながりあい各企業を盛り上げていって欲しいとの思いもあり、まずは、楽しみながら参加してもらえるようなプログラム展開を心がけました。
【研修概要】
対象・人数 上田地域企業の令和3年度新入社員 9社21名
研修時間 13:00~16:00
会場 サン・ワーク上田(会議室)
実施したプログラム
・オリエンテーション(研修の目的、研修に臨む姿勢のセットアップ、HAPPY&NEW自己紹介)
・伝わるように伝えるを考えるアクティビティ(タングラム)
・チームで課題を解決するを考えるアクティビティ(マシュマロタワー)
・チームで目標を設定し解決するを考えるアクティビティ(ナンバータッチ)
・目標設定&上司・先輩からの手紙。(体験の振り返りと上司・先輩からの手紙を踏まえ今後の目標設定)
所感
地元の企業9社から21名の若手社員に参加いただき、極力違う会社の方とチームを組むように、かつアクティビティごとにチームを変え実施しました。最初は緊張感もあり、様子見の状態でしたが、徐々にコミュニケーションも取れ、リーダーシップをとる人、率先して意見を言ったり、一歩踏み出す人が出てきて、チーム状態が変化していきました。最後のまとめの際にお渡しした上司・先輩からの手紙には、現状に対する少し厳しめのフィードバック、こうあって欲しいという内容などがあり、どれも若手社員への期待がメッセージされていました。
今後、社内研修として検討したいと言う視察もあり、また、上田市の担当者からは、新入社員向けだけでなく、
中堅、幹部向けなど階層別に開催も良さそうですねと嬉しい感想もいただきました。
市や商工課が地域の企業の研修の支援をする仕組みは、都内にはない取り組みで、今後長野での研修展開のあらたな発見にもなりました。