2011.11.17

オーストラリアサザランド研修 その3

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11月16日 曇り後雨

強風波浪注意報な天候。

今日は、サザランド市役所を訪問し、市長や関係者と懇親会、市庁・議会室視察、チャイルドケアセンター視察、ギャラリー見学、高齢者介護センター視察予定。

ところが、この強風で倒れた木が、高齢者施設の電線に引っ掛かり停電するというアクシデントが(^-^;

急遽予定変更し、市民の市場マーケット調査と入れ替え(^-^;

今日もたくさんの情報がありましたが、幾つか日本とは違うシステムのシェアを…。

○オーストラリアには退職年齢がない。
給与から毎月9%積み立てしているお金を受け取れる資格は男性65歳から。女性60歳から。(年齢があがったという話もあるので要確認)

○サザランドの議員はほぼボランティア。
市長を入れて15人で月曜日夜18時〜議会を実施。市民傍聴者も結構たくさんいる。
議会はアジェンダが終了するまで行うが、なるべくその日中に終わるようにしている。

○議員さんの報酬は25000ドル(約200万円弱)。みんな本業を持っている。学校の先生、銀行員、農家の人、主婦…様々。
課せられているのは週に一度の議会と地域コミュニティーミーティング出席。

○議員の女性比率は決められているわけではないが、大体いつも30%は女性。ちなみに、議員の中から議員によって選ばれる市長は、現在、女性。
現議員の平均年齢は大体50歳。

○市長選は毎年、議員選は四年に一度(議員選は市民投票)。
選挙演説などはなく、実際に見られている日々のボランティア活動、パンフレットで主義主張を伝える。

○選挙権は18歳から。市民の義務ではなく権利だが、投票に行かないと罰金100ドル。投票率は高い。

○雇われている従業員は9時〜17時が就業時間。18時には家で家族揃って夕食をとるのが普通。
スーパーマーケットや商店は17時30分で閉まるところがほとんど。

ただし木曜日だけ21時半まで営業する。
これは、給与が週に1度か2週に1度、木曜日に出るため(ただし人による)

○雇い主は、土曜日午後仕事させると給与1・5倍、日曜日なら2倍払わなくてはならない。

○教育システム
0歳〜5歳までが保育園

1年間 幼稚園(キンダーガーデン)

2月新学期 
小学校1年生〜6年生

7年生〜9年生(日本の中学生にあたる)

10年生までが義務教育
卒業証書授与

進学したい人は11年生〜12年生勉強

12年生の時に統一試験(日本の大学入試)

○義務教育が年齢(6歳から)ではない。
たとえば、親が我が子の社会的適応力が低いと判断した場合、何歳まででも保育園に行かせる事ができる。

○チルドレンケアセンター(保育園)は、一日72ドル(約5700円弱)
15分ごとに16ドル。

土日休み、8時45分〜15時15分。
給与や生活状況により政府補助あり。
給与の割合と比較すると学費が高いので、毎日行くというよりは、週に何日か行く、あとは家族で面倒をみる、というパターンも多い。

当たり前ですが、国によって政治や教育システムがいろいろです。

議員が仕事ではなく、ほぼボランティア。
ワークライフバランスの徹底化。
選挙のシステムや規則。

理想と現実は違うところも多々あると思いますが…。

ある企業の方が、オーストラリア人は働かない、と言っていましたが…今日あるオーストラリアの方がこんな事を言っていました。

「もっと働いて稼いで、ちょっと贅沢したいとか思わないんですか?」

「贅沢ってなんですか?」

「欲しいものを買うとか、旅行に行くとか、美味しいものを食べるとか…。」

「旅行には行きますよ。
毎日、夜、家族でゆっくり過ごす事が最高の贅沢です。」

仕事にやりがいを感じ幸せだと思う人もいる。
家族で過ごす事を幸せと感じる人もいる。
もちろん両方ともに幸せを感じる人もいる。

惜しむらくは、時間は無限ではないという事。

だから自分が優先するものが人によって変わるんですよね。

今日も解けないクイズをいただいた気持ちです…。
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